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  • 執筆者の写真震災高校演劇編集部

「ぺしゅ」と「りいぶ」  工藤千夏

第35回全国高等学校総合文化祭演劇部門大会

(福 島 大 会 東 日 本 大 震 災 復 興 支 援 香 川 大 会 )



 2001年、東日本大震災の1週間後に北海道伊達市で予定されていた春フェスは、 参加予定1 0 校のうち4 校が辞退したが、2日間に短縮して実施された 。

 奇しくも、その年の全国大会は福島県文化センター大ホ ールで開催予定。高等学校総合文化祭、いわゆる高総文の他の部門は中止 、あるいは福島県内でそのまま実施とい う状況の中、全国高等学校演劇協議会は、2011年8月5日〜7日、会場を香川県丸亀市の綾歌総合文化会館アイレックスに変更し、第35回全国高等学校総合文化祭演劇部門大会(福島大会東日本大震災復興支援香川大会 )を開催した。まさに、福島大会のキャラクター「ぺしゅ」と高松 工芸高校の生徒が制作した「りいぶ 」( 右 ) が手をつなぐ大会となった 。

 通常であれば、全国大会はおよそ3年の準備期間を要する。わずか4カ月で 大会を準備し、無事に参加12校全作品の上演を達成した事務局、受け入れ先である香川県、ご尽力された顧問の皆様の熱意と実行力に圧倒されるばかりである。


第五十七回全国高等学校演劇大会が開催予定だった福島市の福島文化センターは、3月11日の震災で天井崩落、綱元断裂という状態になり、開催が困難となりました。この記事は復刊演劇創造121・122合併号の記事を参考にさせていただきました。

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