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作品名
作者
ひたすら、国道6号線。
髙木優希
演出(初演)
髙木優希
初演校
東京都立新宿高等学校演劇部
​初演日時・会場
2011年9月25日・舞台芸術学院シアターTAC
主な出演者
​(任意)
髙木優希 青砥茉里奈 佐藤瑞起 北口美萌 佐藤友架
主なスタッフ
​(任意)
-
登場人物数
(規定なし) ※テキストは上演を前提に執筆されていますが、当て書きであり、作者本人が出演することで作品が成立している部分も大きかったと思います。そのため再演に際しては登場人物の増減を伴うテキストの分解・再構築なども妥当だと思うので、再演時のバージョンに合わせて記載ください。
上演許可連絡先(Mail)
内容メモ
​(設定・あらすじ、等)
念願の都立新宿高校に入学を果たした主人公 髙木優希。しかし、夢見たバラ色のスクールライフは叶うことはなかった。ずん、と現前する世界の中で彼は妄想をする。
主な上演記録
2011年9月、東京都立新宿高等学校 演劇部により初演。同年11月 東京都高等学校文化祭演劇部門中央大会にて上演し、東京都高校演劇研究会賞・アマチュア創作脚本賞を受賞。上位大会への進出は叶わなかったもののTwitterを中心に上演直後から話題を呼び、震災から1年後の2012年3月11日には日本演出者協会・笹塚ファクトリー共同企画にて再演。また、2016年には清真学園高等学校により「ひたすら国道51→6号線。(仮)」として再演されている。
備考
本作は東京都の高校に通う作者が、福島県いわき市から福島第1原発20キロ地点に位置した検問まで自転車を漕いだ経験をもとに執筆した作品である。作品内では突飛な妄想や風景の描写が跳躍しつつ繋がれており、そこでは3月11日の震災や被災地にて復興に取り組む人々は描かれず、また東京における震災も描かれていない。本作では「国道6号線」をモチーフに地点と地点とを分かつ距離、そこにある断絶、それを乗り越えんとする意志が衝動性と自己批評性を伴って描かれており、これもまた3.11を経て制作された震災戯曲といえる。
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