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  • 執筆者の写真うさぎ観察日誌

あまちゃんのいる日々

更新日:2022年10月25日

2015年 04月 06日


  2013年4月1日から9月28日の期間の月曜日から土曜日、私は一日も欠かすことなく朝8時にテレビの前にいた。もちろん、朝の連続テレビ小説『あまちゃん』を観るためである。日に何度か観ることもあったけれど、とにかく朝8時。録画はしない。リアルタイム。あさイチの朝ドラ受けまで観る。完全に中毒である。そして、当然のごとく「あまロス」に陥った。DVDボックスを買おうかと迷ったけれど、買わなかった。台本を収録した本を買って、何度も読み返した。やっぱりDVD買おうかな……と、迷い始めた頃、紅白歌合戦で再び彼らに逢うことができた。あまりに嬉しくて、そして、最終回よりもさらに最終回だったその回(敢えて、紅白の一コーナーではなく、回と言おう)に感動した私は、いつでも逢えるときに逢うDVDに頼ってはいけないのだと感じた。北三陸もリアスも、私にとってはそこまで神聖なふるさとになっていたのだ。  さて、本日2015年4月6日から、BSで再放送が始まった。7時15分である。早い。8時より早い。あまちゃんが終わってすっかりお寝坊さんに戻っていた私には、なかなか微妙な時間帯だ。だが、無論起きた。テレビの前に座った。あの懐かしいオープニングテーマ。知り尽くした展開の一つ一つがうれしい。あさイチが続かないのが寂しいが、そこまで贅沢は言わない。また、半年、『あまちゃん』のある日々が帰ってくる。うん。おかえりなさい、あまちゃん。  NHKの思惑どおり、そのまま『まれ』を観る。先週、チラ観したときは子どもだったが、今週からヒロイン登場。誰に頼まれた訳でもないのに、『あまちゃん』と比較熟考した。故郷のない東京育ちのヒロインが、自分が生まれた場所ではない土地をふるさととし、その土地の人々よりもその土地の魅力を再発見、アピールするという図式が酷似している。そもそも、『あまちゃん』は「地元」というコンセプトにとことんこだわったドラマであったけれど、日本人は、NHKに発見してもらわないともう故郷を見つけられないのだろうか?   『あまちゃん』『ごちそうさん』『花子とアン』『マッサン』と続いた「ん」で終わるドラマは当たるというジンクスに背を向けた『まれ』は、果たして……とか言いつつ、まあ、観ても観なくてもどっちでもいいかなぁ。すでに、私の頭の中では潮騒のメモリーがガンガン鳴り響き、心は『あまちゃん』でいっぱいなのだ。 ※これといった画像は持っていないので、2013年9月に岩手県西和賀町銀河ホールで開催された第21回銀河ホール地域演劇祭で岩手県に行ったときのおみやげの写真でお茶を濁します。







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