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工藤千夏
劇作家・演出家

「うさぎ庵」主宰

「青年団」所属

渡辺源四郎商店ドラマターグ

なべげんわーく合同会社代表社員

青森県立保健大学非常勤講師

四国学院大学非常勤講師

一般社団法人日本劇作家協会高校演劇委員会ワーキング・グループメンバー

一般社団法人進め青函連絡船理事
 

1992年青年団入団、初演『北限の猿』(作・演出:平田オリザ)に出演。コピーライターとして、朝日広告賞、消費者のためになる広告賞など多数受賞。演劇活動に専念するために広告代理店を退社、米国留学を敢行。NY市立大学大学院演劇科修士課程修了。留学中(2000~2003)に、マック・ウェルマンに師事、劇作を始める。英語による自作の、『D』(2002年6月)、『I can't live without you, but I can't live with you.』(同12月)をニューヨークにてリーディング上演。また、同じく12月には、ニューヨーク市立大学グラデュエイト・センターにて、平田オリザ作『阿房列車』の英語版、日本語オリジナル版のリーディング同時上演を企画、翻訳、演出、出演する。

 

帰国後の2003年1月より、日本での活動を開始する。また、畑澤聖悟主宰の渡辺源四郎商店にドラマターグとして関わり、東京と青森を足しげく往復している。2012年12月31日をもって青年団リンク・うさぎ庵は青年団リンクを離れ、なべげんわーく合同会社プロデュースの渡辺源四郎商店工藤支店と活動を一本化、以後は「うさぎ庵」に名前に統一している。

主な作品は、『真夜中の太陽』『チチキトク サクラサク』『7歳の孫にジンを2杯飲ませた祖母』『大きな豚はあとから来る』『よわくてやわらかくてつよい生き物』『終電座』『コーラないんですけど』他。

 

2003年初演の『卯の卵』は2009年6月、劇団MODEによって韓国ソウルにて韓国語で上演された。谷山浩子原案・音楽の『真夜中の太陽』は、ラフカット、うさぎと猫の芝居小屋(谷山浩子と工藤千夏の演劇プロデュース・ユニット)での上演の後、劇団民藝に書き下ろした民藝版ロング・バージョンが上演された。2010年渡辺源四郎商店工藤支店公演として初演の『大きな豚はあとから来る』は、本人による潤色でNHKのFMシアターでラジオドラマ化された。

 

劇場での上演以外に、実際にある場所をそのまま舞台美術に使用する「借景芝居」を提唱、上演している。『卯の卵』@新宿区バー兎、『A面・B面』@青森市さんふり横丁、『男たちのお料理教室』@東京ガス横浜支社ショールーム、『パーマ屋さん』@世田谷区クレール。

 

作詞家としての仕事にも意欲的で、ミュージカルや歌曲の作詞の他、2004年には青森県三戸郡福地村立福地小学校校歌の作詞も手掛けた。

 

2013年5月、『パーマ屋さん』が第一回せんだい短編戯曲賞最終候補作品に選出。

自身の演劇活動と並行して、高校演劇コンクールの審査やワークショップ、高校演劇関連の執筆活動で高校演劇を応援している。2023年8月に刊行された「コロナ禍三年 高校演劇」(編著:工藤千夏 論創社)は大きな反響を呼んでいる。

 

※日本劇作家協会高校演劇委員会は、コンクールとは違う視点で東日本大震災と、震災後の影響を描く「震災高校演劇」の取り組みを記録するHPを運営しています。

HP「震災高校演劇アーカイブ」

 

※一般社団法人進め青函連絡船は、青函連絡船の記憶を演劇の力で未来に伝承していく活動をする団体です。

HP「一般社団法人進め青函連絡船」

※渡辺源四郎商店は、畑澤聖悟が主宰する劇団です。青森研青森市を拠点に活動しています。

HP「渡辺源四郎商店」

※青年団は、平田オリザが主宰する劇団です。兵庫県豊岡市を拠点に活動しています。

​HP「青年団」

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